札幌ラーメン?室蘭カレーラーメン?北海道のご当地ラーメンを調べてみた

関東や関西の街中で「北海道ラーメン」のお店をよく見かけますよね。

北海道ラーメンって結構ラーメン業界の中でもメジャーなジャンルになるとは思うのですが、イメージ的に味噌ラーメンが強い方が多いのではないでしょうか。

実は一口に北海道ラーメンと言っても、色々な種類にご当地のラーメンが存在するんです!

そんな北海道ラーメンの違いについてよく理解して貰って、より魅力を感じれるようにしていただければと思います!



北海道三大ラーメンとは?

「札幌」「函館」「旭川」のことを北海道三大ラーメンと呼ばれていて、ここに「釧路」も加えて四大ラーメンと呼ぶこともあります。

日本においてその地によってラーメンが違うように、広大な土地の北海道では色々な種類のラーメンが存在しています。

なぜこんなにもラーメンが北海道でメジャーなのかというと、寒冷な気候の為にコクがあり濃い味のラーメンが、戦後急速に北海道の食生活に浸透したと言われています。

まずは中でも有名な北海道ラーメンから紹介していきたいと思います!

【札幌ラーメン】

特徴としてはスープが味噌味で脂が多めの濃厚な味わいになっていて、麺は中太ちぢれ麺という麺になっています。

1960年頃までの札幌ラーメンは醤油ラーメンが主流でしたが、1955年に「味の三平」が味噌ラーメンを、同じ頃に西山製麺が味噌ラーメンに合う麺を開発したことで、今の味噌ラーメンが主流となりました。

これが他店にも採用され始めて、現在ではこの味噌ラーメンが定着したんですね。



【旭川ラーメン】

基本スタイルは、ラードがたっぷり浮いた醤油味のスープに中太縮れ麺に、スープのベースが豚骨や鶏ガラ等のスープに魚介スープを合わせたダブルスープとなっています。

旭川は真冬だと氷点下30度近くまでなることもある寒冷地なので、寒い日でもスープが冷めにくいようにと、表面をラードで覆うスタイルが生まれたと言われています。



【函館ラーメン】

基本が塩味で、かなり透き通った透明感のあるスープにストレート細麺というのが函館ラーメンの基本スタイルになっています。

スープのベースは豚骨や鶏ガラ、昆布や香味野菜等を加えて作ることが多いので、雑味感が少なくあっさりした味わいのラーメンになっています。


道民は知ってる!?北海道のご当地ラーメン

そして、今紹介した三大ラーメン以外にも北海道という独自の気候、土地だからこそ生まれたラーメンがたくさんあります。

ひとくくりに北海道ラーメンとするのは非常に勿体ないです!

ここからは全国区で有名では無いですが、北海道民は知っている魅力的なラーメンを紹介していきたいと思います。



【室蘭カレーラーメン】

北海道の南西部、室蘭市を中心に洞爺湖等の一部のラーメン店や中華料理店などで食べれるご当地ラーメンとなっています。

カレー味のラーメンで、麺は札幌ラーメンに似たちぢれ麺にチャーシューや野菜と共にワカメが盛られていることが多いです。

カレースープに豚骨系のスープで合わせることが定番なので、スパイシーでとても濃厚なラーメントなっています。



【ガタタンラーメン】

ガタタンというのが北海道の芦別市で生まれた郷土料理になります。

あっさり塩味のスープで脂が少なく、胃もたれしないのが特徴的です。

野菜や肉、魚介や山菜など多くの具材を入れて、片栗粉でとろみをつけて、仕上げに溶き卵でふんわり仕上げたものになります。本来はスープのみだったのですが、ここに麺を入れてできたのがガタタンラーメンになります。



【釧路ラーメン】

細くて縮れた麺にあっさりした醤油味のスープが特徴的なラーメンとなっています。

麺に添加物や防腐剤を使わないのも特徴としてあって、痛みや乾燥が早いので他の地域への出店やお土産にするのが難しい、まさしく釧路以外では食べれないご当地ラーメンとなっています。旭川と同じ醤油味となっていますが、味わいはあくまであっさりなので飲んだ後にもピッタリです。



【天ぷらラーメン】

北海道岩内町発祥の天ぷらラーメンは、塩味のラーメンにエビの天ぷらが乗ったシンプルなラーメンになっています。

スープが鶏ガラと粗削りの鰹に昆布の出汁がかけ合わさったもので、塩味といっても出汁の味が際立ったスープになります。

地元の方でも誰が考案したのか定かでは無く、戦後間もない1950年頃に大衆食堂でラーメンの上に「かき揚げ」を乗せたことから始まったようです。



【上川ラーメン】

北海道の上川が1989年に町おこしの一貫として「上川町ラーメン日本一の会」が創設されて、北海道の母なる川・石狩川の最上流部に位置する上川町で、大雪山から湧き出る水を用いて麺を打ちスープを作る、から始まりラーメンの町となりました。

スープのベースが豚骨使用しており、タレが味噌や塩を持ち入れているお店が多いです。有名店としては「あさひ食堂」、「ラーメンの鉄人 しばやま」などがあります。


まとめ

いかがでしたか?

「北海道ラーメンってこんなに種類あるんだ!」ってなった方もいるのではないでしょうか。

私自身もその1人でとても驚きました。ラーメンってその土地に合わせた進化をして、無限のパターンがあり改めて奥が深い食べ物なんだなと、関心しました。

釧路ラーメンや上川ラーメンなどその場でしか味わえないご当地ラーメンもあるので、皆さんも是非北海道に行ったときには足を運んで貰えればと思います。

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