皆さんはラーメンを食べるとき、一つだけトッピングを選べるとしたら何を選びますか?
チャーシュー、海苔、メンマなどなど候補はたくさん浮かんできますね。
ライスなんて方もいらっしゃるでしょうか。
でもやはり、忘れてはいけない人気のトッピングと言えば煮卵ですよね。タレの味を吸った半熟卵は、ラーメンだけでなくそのままでおつまみとしても優秀な食材です。
私も以前家で作ってみたことがありますが、家庭でも簡単に作れるのもうれしいところですね。ただ、私の煮卵は少ししょっぱくなりすぎてしまったので、改良しているところです。
ということで今回は、美味しい作り方も含めて煮卵について詳しくご紹介していきたいと思います。
最初に煮卵をラーメンのトッピングとして使用したのは、荻久保にある1949年創業の「漢珍亭」です。
この煮卵は固ゆで卵であり、丸ごとそのまま入っているというスタイルです。醤油ベースのスープに、チャーシュー、ひき肉、メンマ、ネギが入っているというシンプルなラーメンは、創業当時の味を守り続けていると言えます。
煮卵は追加トッピングの扱いで、別料金となっていました。惜しまれつつも2013年に閉店してしまいましたが、ラーメンと煮卵という組み合わせを生み出した人気のラーメン屋でした。
では、半熟煮卵の発祥はどうでしょう??
半熟煮卵を始めてトッピングしたのは、葛西駅にある「ちばき屋」です。
創業は1992年と、意外と最近です。ラーメンに半熟煮卵が乗るようになったのは、そんなに昔の話ではなかったんですね。
醤油ラーメンをベースとして、ワンタンそば、チャーシューそば、ねぎそばなどのメニューがあります。チャーシュー、メンマ、カイワレ、ネギ、海苔といったトッピングに、生姜のきいたスープは昔ながらの醤油ラーメンを彷彿とさせます。
今回の主役である半熟煮卵は追加のトッピング。お店を訪れた際には、トッピングは必須と言えます。
【ちばき屋】
住所
東京都江戸川区東葛西6-15-2
営業時間
[月~金] 11:30~14:45 17:00~23:00
[土・日・祝] 11:30~23:00
ラーメンのトッピングとしては半熟煮卵の元祖と言われるちばき屋。
その味を家庭で再現出来たらうれしいですよね。
実はその半熟煮卵の作り方はテレビで紹介されたこともあり、ネットで調べることができるんです!ということで、この場をお借りしてこっそりちばき屋の半熟煮卵の作り方をご紹介したいと思います。
【半熟卵の作り方】
- 卵を冷蔵庫から出し、常温に戻す。
- 大きめの鍋に卵が浸かるくらいの水を入れ、火にかける。
- 沸騰したら卵を入れ、そのまま強火で8分茹でる。
- 8分経ったら卵を取り出し、氷水に入れる。1分ほど冷やしたら殻をむく。
【煮卵の作り方(10個分)】
■ 水 480cc
■ 醤油 120cc
■ 砂糖 大さじ3杯
■ かつおだしの素 小さじ1杯
■ 昆布 3×5cm角
- 鍋に水、砂糖、しょう油、カツオだしの素、昆布を入れ強火でひと煮立ちさせる。
- タッパーなどの保存容器に半熟卵を並べ、上から①の漬けだれをかける。
- 全体に味が染み込むように、上からクッキングーペーパーをかぶせる。
- 常温まで冷ましてから冷蔵庫に入れ、半日以上経ったら完成。
ぜひこの作り方を参考にして、ご家庭で美味しい半熟煮卵を楽しんでください!
今回はラーメンのトッピングの定番、煮卵についてご紹介しました。
白身に浸み込んだダシの味ととろける黄身は、その味だけでなくラーメンに彩りを与えるという面でも大活躍していると思います。
見た目も味もラーメンとの相性抜群な名脇役に、今後も注目していきたいと思います。