バリカタ?粉落とし?発祥は?替え玉について今更ながら調べてみた

皆さん!ラーメンはお好きですか?

ラーメン、それは今や日本では老若男女すべての層に愛される国民食だと僕は思っています。

日本だけでなく、海外でも一風堂がニューヨークやロンドンに進出したりと、日本のラーメンは世界でも大人気となっています。

これだけ世間一般に浸透したラーメン、ラーメン屋によく行くという方でも麺の硬さで「バリカタ」や「粉落とし」があるということを知っている人は少ないかもしれません。

そこで、全国的ではなく一部の少数が知っているマイナーな注文のバリカタや粉落とし、替え玉について調べてみました!

これであなたも明日からラーメン上級者です!



そもそも替え玉って?

替え玉というのがラーメン店で面を食べ終わった後に麺のみ追加注文することです。

麺を食べ終わって「替え玉1つ!」って注文すると下の写真のように麺のみ(具がついてくることもある)が小皿に乗ってやってきて、最初の麺を食べ終えたスープに投入するのが替え玉になります。

発祥は福岡市中央区長浜にある「元祖長浜屋」というお店が最初との諸説がありますが、食べている間に麺が伸びてしまうので面を少量で提供して、「替え玉」で麺を追加していくシステムとして考案されたとか。イメージ的にわんこそばですかね、、、。

これを他の店もマネをして、博多ラーメンの全国進出と共に各地に広まったのです。

九州では一般的ですが、全国ではまだ一部の店舗でしかやっていないので知らない人も多いと思います。

そして、替え玉も最初のラーメンの注文時と同様に麺の硬さを選べます。

自家製麺を提供する店舗の場合、一部の店舗では打ち立ての麺と寝かせた麺を選べることもできます。ただ、替え玉の特徴としてゆで時間を短くする必要があるので細麺での提供がほとんどで、最初に太麺・細麺を選択できても替え玉は細麺という場合が多いです。

さて、替え玉についてはご理解いただけたかと思うので、次は麺の硬さについてご紹介していきます!

レベルを追うごとにマニアックな注文になっていきます。

レベル☆★★…どのラーメン屋さんでも対応してくれる(はず)】

普通(茹で時間) 45~70秒

完全に茹で上がった食べやすい状態の麺です。一番オーソドックスな面の硬さで頼まれる方も多いのではないでしょうか。

カタ・硬め(茹で時間) 20~45秒

少し芯が残る、歯ごたえの良い状態の麺です。麺の硬さを選べるお店ならほぼ対応してくれるのではないでしょうか。食べ応えがあるので若い方に好まれている硬さですね。

やわ・柔め(茹で時間) 70~100秒

完全に茹で上がった状態からさらに茹でて、少し柔らかくなった状態の麺です。これも硬め同様に対応してくれるお店がほとんどです。噛みやすいのでお子様やお年寄りに好まれているように思います。

【レベル☆☆★…最近なら対応してくれるところも多くなった(はず)】

バリカタ(茹で時間) 15~20秒

普通の硬いよりももう一息茹で時間を短くしたもので、その名の通り食べるとバリ硬いです。これでも対応してくれるお店は多く、この硬さが一番硬い設定になっている場合が多いです。

ハリガネ(茹で時間) 7~15秒

名前から想像できるようにその硬さはまさしく「針金」。食べていて10数秒ほど芯が残る状態の麺で、ここまでくると生の小麦粉の感覚が強い茹で加減です。時々お店で見かけるくらいの名称になっていて、メニューとして出してるお店は少ないです。

【レベル☆☆☆…上級者を突き抜けて物好きのレベル】

粉落とし(茹で時間) 3~7秒

実際に麺の粉を落とす程度の時間しか茹でないので、言うなればほぼ芯を食べています。もはや本当に茹でたのかと疑うレベルの硬さで、「湯気通し」ほどマイナーではないですが対応しているお店は少なく、裏メニューとして注文する場合がほとんどです。

湯気通し(茹で時間) 0~3秒

本当に湯気を当てるだけの場合や、数秒間お湯にくぐらせた場合もあり、カチカチで粉っぽいです。なのでここまでくると麵ではなくほぼ小麦粉を食べています。最近、テレビや雑誌などでも紹介された為、少しずつ知名度を上げていますが、まだこれよりも上の硬さがあるのが恐ろしいですね。

生(茹で時間) 0~1秒

さっと湯に通す程度で、湯気通しよりもさらに生の小麦粉を食べている状態です。消化できずにお腹を壊す可能性もあるので、頼む際は相当な覚悟が必要です。 提供しているお店は非常に少なく、認知度もかなり低いです。


博多に住んでる友達に聞いてみた

博多にいる友達にどんな風にラーメン屋で頼んでいるのか聞いてみました!

彼曰く大体2回は替え玉を注文して、替え玉をするごとに味が薄くなるので、テーブルに置いてるラーメンのタレや、高菜、紅ショウガなどで味を変えて楽しむそうです。

また、福岡の人は硬い麺が好きで、お客さんの8割がバリカタを頼んでいるんですけど、さすがにハリガネや粉落としを頼んでいる人は見たことが無いみたいですね。

諸説ありますが、硬麺文化が浸透したのも細麺は伸びやすいので、硬めに茹でるのが浸透したのではないかと言われています。

とにかく早く提供されてすぐに食べられるバリカタの替え玉は、せっかちと言われる博多っ子に合った食べ方なのかもしれませんね。


まとめ

いかがでしたか。

バリカタまでは知っていてもハリガネ以上の硬さは知らなかったという方も多かったのではないでしょうか。

ここまでの硬さになるとメニューに載っていないお店がほとんどなので、もしお店で頼めばツウなお客さんと見られること間違いなしでしょう。(物好きと思われることもありますが、、、)そして替え玉も個人的にはおすすめです!

茹でたての麺を食べることができますし、ラーメンのタレや高菜などで自分好みにカスタマイズするのも楽しみの1つになります。

皆さんも是非、自分好みの麺の硬さを替え玉利用しながら見つけてはいかがでしょうか。

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